パスワードを入力していなくても乗っ取られる

Googleアカウントは、パスワードを知られていなくても乗っ取られるケースがあります。その原因の一つが「セッション乗っ取り(Session Hijacking)」です。

ログイン状態そのものが盗まれると、認証は無意味になります。

セッション乗っ取りとは

ログイン後、ブラウザには「このユーザーは認証済み」という情報(セッション)が保存されます。この情報はCookieとして管理されています。

  • ログイン後の状態を維持するための情報
  • パスワードを毎回入力しなくて済む仕組み

どのように盗まれるのか

マルウェアや悪意のある拡張機能などにより、ブラウザ内のCookieが取得されるケースがあります。

  • マルウェア感染
  • 不正なブラウザ拡張
  • 不審なファイルの実行

なぜ危険なのか

Cookieが盗まれると、攻撃者はパスワードや二段階認証を経由せずにログイン状態を再現できます。

  • メールの閲覧
  • クラウドデータへのアクセス
  • 他サービスへの連携悪用

見落とされやすい理由

  • ログイン通知が来ない場合がある
  • パスワード変更しても無効化されないケースがある
  • ユーザー側で異常に気付きにくい

今すぐできる対策

  • 不要な拡張機能を削除する
  • 怪しいファイルを実行しない
  • 定期的にログインセッションを確認する
  • 全端末からログアウトを実行する

まず確認すべきこと

現在のログイン状態や、どの端末からアクセスされているかを確認することが重要です。

サイト診断では、外部から見える設定やリスクの状態を確認できます。

出典

  • Google Account Help(セキュリティとログイン管理)
  • Microsoft Security Blog(Session Hijackingに関する解説)
  • OWASP Session Management Cheat Sheet