確認① OSは最新に更新されているか
古いOSは、セキュリティの弱点が修正されないまま放置されている状態です。攻撃者はこの弱点を狙います。
- iPhone:『設定』→『一般』→『ソフトウェアアップデート』を確認
- Android:『設定』→『システム』→『ソフトウェアアップデート』を確認
- 『自動アップデート』をオンにしておけば、今後は自動で更新される
- 古いスマホでOSが更新できない場合は、買い替えを検討する時期
親に伝えるポイント:『スマホの更新してくださいって通知、出たらすぐに更新してね。あれはウイルスから守るための修理パッチだから』。
確認② 画面ロックは設定されているか
驚くべきことに、画面ロックを設定していないスマホを使っている人がまだ少なくありません。スマホを落としたら、中身が全部見られます。
- 指紋認証または顔認証を設定する(最も安全で簡単)
- 数字6桁以上のパスコードを設定する(『1234』『0000』は絶対にNG)
- 画面が自動でロックされるまでの時間を短く設定する(30秒〜1分推奨)
親に伝えるポイント:『スマホには銀行のアプリもLINEも全部入ってるでしょ。鍵をかけずに財布を置いてるのと同じだよ』。
確認③ 二段階認証は有効か
パスワードが盗まれても、二段階認証(2FA)が設定されていれば、攻撃者はログインできません。最も重要なアカウントから設定してください。
- 最優先:Googleアカウント(Gmail)またはApple ID
- 次に:銀行アプリ、証券アプリ
- その次:LINE、Amazon、楽天
- 設定方法:各アプリの『設定』→『セキュリティ』→『二段階認証』をオンにする
親に伝えるポイント:『ログインするとき、スマホに数字が届いてそれを入力するやつ。ちょっと面倒だけど、これがあれば泥棒がパスワードを盗んでも入れないから』。
確認④ 不審なSMSへの対処法を伝えているか
2025年のフィッシング報告では、SMSを使った詐欺(スミッシング)が最多手口になりました。Amazon、佐川急便、ヤマト運輸、銀行を装ったSMSが毎日大量に送信されています。
- 『SMS内のリンクは絶対に開かない』をルールにする
- 荷物の確認は配送会社の公式アプリから行う(SMSのリンクからではなく)
- 銀行やクレジットカード会社がSMSでパスワードを聞くことは絶対にない
- 怪しいSMSが来たら、まず家族(あなた)に転送してもらう
『お母さん、怪しいメッセージが来たら、リンクを開かないで、まず私にLINEで転送して。それが本物かどうか私が確認するから』。このひと言が、親を守る最強のセキュリティ対策です。
おまけ:メールアドレスの漏えいチェック
親が使っているメールアドレスが、過去の漏えい事件でハッカーの手に渡っていないか確認しましょう。漏えいしている場合、そのメールアドレス宛にフィッシングメールが送られやすくなっています。
漏えいが見つかったら、そのメールアドレスで使っているサービスのパスワードをすべて変更してください。
この記事をLINEで親に送ってください
あなたが今この記事を読んでいるなら、親のスマホのセキュリティを確認できるのはあなたです。帰省を待つ必要はありません。今すぐLINEで電話して、この記事を見ながら一緒に設定してください。5分で終わります。
Web検診のプライバシー診断では、メールアドレスの漏えいチェック、デジタルフットプリントの確認を無料で行えます。親のメールアドレスもチェックしてみてください。
出典
フィッシング対策協議会(年間報告): https://www.antiphishing.jp/
IPA『情報セキュリティ10大脅威 2025』: https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2025.html
かっこ株式会社(フィッシング詐欺対策ガイド2026年版): https://frauddetection.cacco.co.jp/media/knowhow/21039/